村瀬の井戸端会議!blog

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【横浜DeNA】2021年シーズン総括

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どうも!筆者の村瀬です。

 

私が応援している横浜ベイスターズが今日シーズン最終戦を迎え、最下位でシーズンを終えました。

 

順位から見ると悔しいシーズンであることは間違いないですが、

個人的にもこれまで応援してきた13年の中で最も野球から離れた1年となってしまいました。

今シーズンのチームを見ていて感じたことをいくつか書いていこうと思います。

 

三浦新監督について

就任1年目で早速最下位に戻ってしまった三浦監督。特に今季序盤は歴史的なペースで負けを積み重ねていった。

あの頃の絶望感を思い出すと5位争いにもつれ込めたのはまだマシなのかもしれない。

 

2番バント戦法などが批判されることもあったが私としては来季に期待という言葉にとどめたいと思う。

外国人選手の来日が遅れたり弱点だらけの現有戦力にほとんど補強がなかった中での采配で難しいところもあっただろうし、就任2年目の来季にはいい采配をしてくれることを信じている。

 

良かったと思うのは終盤若手中心の起用をしたところ。CSに行けないのが確定したのにファンへの建前で4位狙いで中途半端な采配をするのではなく、森選手や知野選手など将来の横浜を担う選手に経験を積ませてくれたのはすごく良かったし楽しかった。

 

気に入らないところ

一方で今の球団を見ていて気に入らないなと思うことが2つある。

 

1つ目は球団の運営スタンスだ。

 

近年のDeNAサイドの球団運営はマーケティング面に傾倒しすぎだと思う。

そして何より適切な戦力整備をおこなって勝てるチームにする気持ちが全くないのではないかと近年は思わされる。

 

確かに親会社がDeNAに代わってハマスタにはお客さんがたくさん入るようになって、私がファンになった2009年では考えられないくらい特に女性ファンが増えたと思う。

球場の雰囲気を変えて誰でも足を運びやすくなったのはすごくいいと思うし、応援する仲間が増えるのは嬉しい。

 

だが「野球に詳しくなくても野球場に足を運んでもらえる」というマーケティング方針のせいで、本来のプロ野球球団の存在意義としての「勝つこと」が置き去りになってはいないか。

 

横浜の現有戦力はお世辞にも他球団に優位を取っているとはいいがたい。

野手に関しては今季は牧選手の台頭や桑原選手の復調のおかげで得点力が向上したが、投手はボロボロ。チーム内での競争がないから勤続疲労のたまった中継ぎたちが今季崩れるシーンが目立った。

 

球場飯のバリエーションばかり増えて、勝つための補強は乏しい。

今季はじめなんかは外国人選手のビザに関する不手際があり、他球団より来日が遅れた。ホットドッククラフトビール開発の片手間でチーム運営してるのかと皮肉も言いたくなる。

 

それで結局最下位。

南場さんは「滑り出しに申し訳なかった」と話しているが、これも結局

例年:補強ないのに〇位で素晴らしい! から

今年:不手際があったから仕方ないね!

というフロントと現場のなれ合い関係の表れに見えた。

戦力に対する補強を万全に行い、それで成績が悪いなら監督・コーチは変えるからなという関係性でないといつまで経っても優勝なんてできないと思う。

 

2つめにファンに関することだ。

 

ここ数年でベイスターズは新規のファンを増やし、すそ野が広がったのは事実だろう。

だが球団のマーケティング方針によるものか、野球の試合の質を重要視しないファンが多いように感じるようになった。

 

確かにチームが苦しい時も応援していくことは大切だ。だが、選手のプレイではなく顔などに惹かれて選手をアイドル扱いする今の風潮は私としてはどうも肌が合わない。

女子野球で、試合ではなくかわいらしさに注目しアイドル化することが問題になったが、それと何が違うのかと思ってしまう。

 

個々の応援スタイルは人それぞれだし、私が言いたいのはファンが悪いということではない。

そうして質の悪い試合を見せ続けても客が入り続けてしまう現状に違和感を感じている。

あくまでも見たいのはアイドル化された選手の姿ではなく、プロのかっこいいプレイであり、いい試合である。

 

それが球団側に伝わっておらず、マーケティング的な成功としてとらえてそうなのが10年来のファンからするとすごく悔しい。

そんな温度差も感じつつ、コロナで外野応援もできないことから私自身ハマスタから丸2年遠ざかってしまっている。

 

今後の期待

とはいえ、今後への期待は大きい。

ルーキーの牧選手がいきなり活躍。4番への適性も見せたことからオースティン選手を前の打順で打たせることもできそうだ。

 

森選手も今年1軍でいい経験を積み、牧・森で盤石のセンターラインを形成してほしい。

さらにドラフトでは高校No.1の小園投手を獲得。この若い世代が順調に育てば黄金時代を築くこともできそうだ。

 

今年の課題だった中継ぎを来季どう改善するのかは不透明だが、数年後には今年のオリックスのように悲願の優勝を果たしてほしい。

 

ファンの声援がなかったから今年は力が発揮できなかったのだと、ファンとしては都合のいい理由付けをして総括は締めたいと思う。

 

横浜優勝!