森の墓苑さん訪問記~唯一無二の樹木葬~
どうも!筆者の村瀬です。
先月樹木葬についてこのブログに書いたところ、
なんと千葉県で実際にやってらっしゃる墓苑の方から連絡をいただき
本日実際に訪問してまいりました!!
(ブログをやっていたおかげで得られた出会い・・・!)
↓その記事はこちら
今回伺ったのは森の墓苑さん。
日本生態系協会という公益財団法人が運営しているお墓で
一般的な寺が所有するお墓や樹木葬とは異なる点が多くあります。
樹木葬というと墓石の代わりに木を植えるだけの形を想像する方も多いかもしれませんが、
こちらは森づくりをゴールとしたいわば「自然再生型の樹木葬」といえます。
森の墓苑がある土地は一度は土砂採掘により更地同然の状態になりました。
それをお墓として植えられた木々とその後の遷移によって元の森を取り戻そうとしているのがこの取り組みです。
なので宗教にとらわれず、そして死後も樹木の栄養となり本当の意味で自然に還ることができるというのが唯一無二の魅力であります。
実際にお話を聞いて感じたところも多いのですが今回は訪問の様子を簡単に書いていこうと思います。
新宿から2時間弱程度、JRの茂原駅に到着。
この日はあいにくの雨…
駅周辺を歩くとごはん屋さんが割とありました。
茂原ラーメン?の店もあってとてもそそられたのですが開店前。。
喫茶店のようなお店でハンバーグ定食をいただいてからバスへ乗り込みました。
道すがらの雰囲気。
市街地を抜けてからは山間を進んでいく感じでした。
バスは現金しか使えないのがちょっと不便(文句言うな^^;)
Suicaって世紀の発明っすね(笑)
20分ほど乗車し「埴生沢」というバス停で降車します。
長南営業所というバス停からでも行けるそうですが今回はこちらを利用。
今回案内してくださった白井さんがバス停まで車で送迎に来てくださいました。
森の墓苑は3段の段々畑?のようになっていて、
それぞれの段に低木・高木区画、個別葬・合葬が配置されていて
契約者さんが好みのものを選べるようになっています。
最終的に森を形成する(極相林にする)ために低木・高木の両方をバランスよく植えることがポイントなんだとか。
1段目は入り口や管理棟から近いので足の悪い方でもお参りしやすいです。
植えてから3,4年経つと写真のような目立つ高さまで成長するようです。
2段目の合葬墓の様子。
真ん中にシンボルツリーがあってその周りに1人ずつの遺骨を埋葬していく形です。
写真の中の杭のようなものが区画の目印です。
3段目です。
本来では眺望がいいのでしょうがこの日は雨が降っていて残念!
人工物が何もないこの見晴らしはかなりの魅力らしく
若干値は張るものの3段目を契約する方も多いようです。
木ではなく草花を生やす区画もあり、個性を感じるのが3段目です。
管理棟の横には苗木たちが!
ほかの樹木葬ではホームセンターで購入した苗木を植えることも多い中
こちらでは種から育てて苗木にするんだとか。
その種も遺伝子かく乱を起こさないよう、
この周りの山の植物から採取するという徹底ぶり!
※遺伝子かく乱・・・地域の野生植物特有の遺伝子構成が他の地域のものと混交することで変化を起こしてしまうこと。
元の森に戻すのだ!という強い意志を感じました。
これは入り口近くにあるカエルのベンチです。
協会の理事を務められた女優の八千草薫さんからの寄贈品だそうです。
元は八千草さんの庭にあったものなのだそう。
「土にカエル」ということでこの場所にはピッタリです。
雨の中でしたが白井さんに案内していただきながら見学をしました。
その後も管理棟の中でいろいろとお話を伺いました。
どういった形で記事にするかは考え中です(笑)
眺望を楽しめなかったのが心残りなので、今度は春や夏に行きたいなと思いました。
3時間ほどの滞在でしたが非常に密度の濃い時間を過ごさせていただきました。
単なる好奇心から足を動かしてみた結果、とてもいい出会いができました。
Twitterで連絡をくれた方、白井さん、本当にありがとうございました<(_ _)>
帰りのバスでクタクタだった私は100円玉と間違えて500円玉を運賃箱に入れてしまう大ポカ。運転手にコーヒー代献上。
あ~あ、おいしく飲めよ!!
最後までお読みいただきありがとうございました。☆や読者になるをぜひともよろしくお願いします<(_ _)>