村瀬の井戸端会議!blog

上智を卒業した新社会人22歳の雑記ブログです。閲覧ありがとうございます!ブログを通じた出会いを大切にしていきます。

最後に"勝つ"ための勉強法「4か条」

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どうも、こんにちは!筆者の村瀬です。

9月も半ば、勉強の秋とも言いますが皆様いかがお過ごしでしょうか。受験生は試験まで半年を切った頃合いでここからが勝負の人も多いかもしれませんね。

かくいう私もこの間まで受験生だったつもりがもう4年前。あの頃思い描いていた自分になれているのだろうか、なんて考えます。

 

さて、今回は「最後に勝つための勉強法」と題しまして、独自の勉強哲学を組み上げてきた筆者が誰にでもできる勉強の必勝法について綴ろうと思います。以下紹介することは大学受験のみならず私が大学生になってからの資格取得にも生かされた哲学で、大人の方にも参考になるはずですので、ぜひ最後までお読みください!

 

自分のやり方として勉強法を確立してこれた背景として、「努力が嫌い」だけど「負けず嫌い」という性格があったように思います。学校の先生が押し付けてくる課題や勉強法は往々にして努力しないといけないものばっかりです!

私はそれで部活の時間や趣味の時間を奪われるのが嫌だったので、頑張らなくてもいい・自分に合った方法を見つけることで同じ成果を残そうとしました。小生意気に聞こえるかもしれません(笑) 私はこういう風に自分を甘やかして第2志望の上智大学に入学することができました。(第1志望の一橋大学には落ちてしまいましたが・・・w)

 

私は決して今回の記事を通して「頑張らずに合格した自分」を喧伝したいわけではありません。(それに努力はかなりしてました)

私は勉強に対するマインドチェンジを促したいのです。大学に入ってから2年間続けた大学進学塾でのアルバイトを通じて、人々が勉強に対してまじめすぎる!と感じました。

勉強が嫌いな人ほどこの記事を見てほしいです。何かしらの参考になれば幸いです。

 

 

最後に勝つための4か条

今回の記事を通して最後に勝つための必勝4か条を授けたいと思います。

 

  1. 鉄は熱いうちに打て!
  2. 自分を甘やかせ!
  3. テキストは増やすな!
  4. 成功イメージを忘れるな!

紹介する哲学はあくまで私のように「出来れば楽したい」「自分の時間失うなんてまっぴらだ」という人にはいいですが、「努力はいとわない!」「俺はストイックだ!」という人にはあまり向かないと思います。勉強が苦手意識で成績が上がらなかったりするけど、心のどこかに負けたくないという気持ちを持っている人にぜひ読んでほしいです。

社会人の方にも通用するはずです。特に仕事上必要な勉強や資格取得が求められることもあるでしょう。私も昨年就活とゼミを抱えながら宅建の試験を乗り越えました。仕事をしながら勉強を継続したいと考えている方には必見です!

 

まずは1つ目、「鉄は熱いうちに打て!」です。

 

1.鉄は熱いうちに打て!

ありきたりな表現に見えるかもしれませんが大切な点です。

後にも出てくると思いますが、勉強に大事なのは効率継続性です。自分に合った効率のいい方法を見つけ、それを継続するだけで勉強というのは成果が出ます。

鉄の熱い時というのは自分の気分が勉強に向かっているときということです。

この格言の大事なのは「鉄は熱いうちに打つ”方法を考えろ”」ではないということです。

 

私の日本史の勉強を例にお話しします。

私は高校2年の時から日本史を履修し、勉強してきました。日本史というのは範囲が広くて放っておけば最初のころに習ったことは忘れてしまいます。

そこで気分が向いたときに、日本史のおさらいをしていました。でもそれも気分なので長くて数週間でやめてしまって、また古い部分は忘れてしまいます。

これは日本史履修者あるあるだと思っていますが、教科書の最初だけ復習してやめるから旧石器時代のことにやたら詳しくなったりします(笑)

 

一見失敗のエピソードに見えますが、私はこのように気分に素直に乗って勉強することにはとても大きな意味があると思います。読者の中には、「おいおい、さっき継続性が大事といってたではないか。気分じゃ続かないよ」という方もおられるかもしれません。確かにこれを受験間際にやっていたらバッテン×です。

 

気分任せでも勉強した人そうでなかった人にはどんな違いが表れるでしょうか。

例えば私は気分任せの日本史おさらいのおかげで、本格的な受験期になった時、復習を旧石器時代までやって満足してしまうという自分の特性をもとに勉強計画を立てることができました。

宅建の学習においても民法の部分に入ってから勉強を挫折する傾向を知っていたので、苦手分野として重点的に対策することができました。

気分任せで勉強したってどうせまた忘れてしまうと思うかもしれませんが、成功のカギの一つ目である「効率」のよい自分のための勉強を見つける手掛かりになるのです。

 

また、勉強というのは基本的に楽しくないものです。それを気分でもいいから「やってもいいかな?」と思ったときに素直に従ってあげる。たとえすぐには成果が出なくても、苦手なものにも逃げずに取り組んできたという小さな自信がいざというときに味方になるものです。

 

勉強を始めるのに強い決意は必要ありません。自分の気まぐれが成功の種であることを第1か条目では記しておきます。

 

2.自分を甘やかせ!

これは「継続性」につながる考え方です。

甘やかせとは?って感じですよね(笑)

 

甘やかすとは学習をやめてしまうことではないです。自分が一番やりやすいシチュエーションに合わせて勉強することです。

勉強というのは自分が思っている以上に自分に負荷をかける行為だし、そもそもが憂鬱なものなのです。だから必要以上に自分に負担をかける勉強習慣はやめませんか、というのが今回の内容です。

 

もちろん、椅子に座って何時間も教科書とにらめっこできるって人にはこの方法は必要ありません。でも少なくとも高校時代を思い返すと、部活に打ち込んでいて帰ってから腰を据えて勉強するほど勤勉ではなかったし、自分の時間を作りながら勉強するというスタンスは今も変わっていないです。

 

ではどうやって自分に合ったシチュエーションを見つけるのか。それは「場所時間方法」を明確に設定することです。

 

例えば私は高校時代英単語の勉強を、学校へ行く電車の中でやると決めました。何の勉強にも必要な、単語を覚える作業が苦手・続かないという人も多いかと思いますが、それは私も同じです。でも大学受験には英単語を覚えていないと話になりません。最優先事項です。

 

なので私はゲームやテレビの誘惑が少ない移動時間に着目し、

朝、行きの電車の中の20分間、単語帳で30語、覚えなくてもいいから頭に入れる

と設定しました。

これ、だいぶ甘やかしていると思いません?

 

とはいいながらも多くの人は電車の中手持無沙汰になってSNSを見たりゲームをしたりしてしまっているはずです。電車の移動時間を単語勉強に充てるのは非常におすすめです。元来記憶モノというのはやってもやってもキリがないので、制限時間が明確にある電車の中は親和性が良いと考えています。

 

私の場合は行きは一人で通っていたので朝の電車が都合よかったのですが、これは何でも構いません。寝る前、授業の合間、風呂の順番待ちの間、etc. 

方法に関しても、そんなにたいそうなことをする必要はありません。前日の勉強に使ったメモを流し見するとか関連する本を読むとか、何でもいいです。

 

この考え方は勉強の継続性を保つためです。そのためのルール決めの鉄則があるので記します。

 

①自分がいつもすることの中に習慣づける

②微熱があってもできる程度のことをやる

 

この二つは守ってください。①は大事です。人は毎日やると決めたことが崩れると萎えます。ダイエットをすると決めたけど、途中で焼き肉を食べてしまうとなんとなく次の日からやる気なくなっちゃいません?「今日から毎日2時間勉強する!」という目標を立てても1週間もすればやめてしまうのはこれと同じです。

人は完全完璧に習慣を守れることはないです。途絶えてしまったときにいかに再起しやすいか、が大切なのです。私も朝単語をやっていましたが、同級生に偶然会うと雑談してしまって習慣を行うのは無理でした。

でも、次の日も電車には乗ります。その時また再開すればよいのです

 

そしてまた、再開するのに億劫になるような課題を設定してはだめです。(②)

どんなに小さな一歩でも、何か続けていればそれは助走になります。足掛かりになります。私も単語に毎日触れたおかげで英文を読んでもなんとなく理解できる状況が作れ、英語への抵抗感なく受験勉強をスタートできました。

 

上にも書いた通り、勉強とは疲れるものです。習慣を作ってもうまくいかないこともあります。崩れることを見越した再開しやすい習慣こそ優れた習慣であり、自分を甘やかすルール作りという奥義なのだ。

 

3.テキストは増やすな!

2年間の学習塾アルバイトの経験上、不安症な生徒ほど複数の単語帳や問題集を買ってくるなぁという印象があります。一理にはいろいろな角度の問題に触れられたり、他の参考書には書いてないことがあるかもしれないということで勧める人もいます。

私はその勉強法はある場合においてのみ有効だと考えます。それはハカセになりたい場合です。

学問を究めるには確かに様々な見地からの考え方を摂取する必要があるでしょう。私も私研究で原発関連の本を読み漁るときはいろいろな著者の本を選ぶようにしています。

 

でも大学受験や資格取得において、「ハカセ」になる必要はあるでしょうか?

経験上、「ハカセ」にならなければ合格できない試験は基本的にはないと思っています。

であれば、微細な知識を取りこぼさないことよりも自らの自信を深めながら行う勉強の方が健全だと思います。

 

テキストを増やさないメリットは以下の3つです。

解釈を一つに統一できる

「何周」という勉強法

相棒になる

 

参考書によって解説の仕方やニュアンスが異なることは常です。英単語だけ見ても単語の難易度ランクや、そもそも日本語訳が違ったりします。

また「ハカセ」になるのでなければ、一冊の参考書で十分と考えます。私も高校時代使用した単語帳は「ターゲット1900」一冊のみで、あとは問題を解く中で抽出した単語のみで受験を乗り切りました。(①)

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問題集を周回するのはとても有効な勉強法です。皆さんの中にもエビングハウス忘却曲線という理論を聞いたことがある人がいるのではないでしょうか。

忘却曲線 - Wikipedia

人間は1回触れただけの記憶は消えやすく、1時間後には50%、1か月後にはほとんど記憶に残らないというものです。そのため、繰り返し知識に触れることが勉強においては重要なのです。

複数の参考書を持つことはより多くの知識に触れることができる反面、繰り返し触れるのが大変になります。

忘却曲線の理論から言えば、テキストを不必要に増やさず今あるものを複数回使う方が学習効率がいいと考えられます。(②)

 

相棒になる、っというのは心理的な効果です。

試験を受けたことがある人はわかると思いますが、試験当日はとても緊張します。不安になります。

その時味方になってくれるのは身に付けた知識であり、過去の自分の努力です。

何回も解いて使ったテキストはこの時の最高のお守りになります。

また実際的な利益として、自分の良く知ったテキストがあると試験直前に見返す段になった時、どこに何が書いてあるか、どこが苦手だったかを確認しやすいという点もあります。(③)

 

このように様々な点から、テキストを必要以上に増やさないことをオススメします。

でも当然自分の習熟度合いに従ってテキストの難易度を上げたり、より自分に合うと思ったテキストを見つけた時に買うのはいいことだと思います。

 

勉強にあたって自分を混乱させないため、自信の源にするために、テキストを増やしすぎないというのは方針として持っていていいのではと思います。

 

4.成功イメージを忘れるな!

4か条目は「成功イメージを忘れるな!」です。これは最後に勝つためにはぜひ持っていてほしい考え方です。

 

勉強の計画は、最終的な成功をイメージしてそこから逆算して立てるべきです。勉強というのは初めてすぐ結果が出るほど易しいものばかりではなく、そこで多くの人が挫折してしまいます。この弱気に打ち勝つことが最後に勝つためには必要です。

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成績は学習量に比例することはなく、階段状に増えていくものです。

例えば英語だったら、単語帳1ページ目を覚えるごとにTOEIC10点ずつ上がるなんてことはないですよね。500単語覚えたことで初級の長文が読めるようになり、1000単語覚えたことで中級が読め・・・と一定の知識の蓄積ができて初めて成績が上がるのです。また単語だけではだめで、文法やイディオムを学んでいくことで知識が結びつき指数的に成績が上がることもあるでしょう。

 

このように少し努力しただけで成績が上がらないのは至極当たり前のことなのです。それを「センスがないんだ」「苦手だ」と途中で投げ出してしまうから成績が上がりきらずに終わってしまうのです。

 

この悲しい誤解に負けないために「成功イメージ」を持つことが重要なのです。最後に合格するには今何が必要なのか、それを逆算しながら、時に修正しながら勉強の計画を立てていきます。ほしい勝利のために必要な力が分からなかったら経験者にアドバイスをもらうのもいいでしょう。

 

私も昨年受けた宅建取得の際には成功イメージを常に持って勉強しました。10月に試験があるのですが5月ごろに勉強を始めました。サイトなどを見てそれくらいの時期に始めれば無理ないペースで進められると思ったからです。

初めは参考書の内容をいちいち書き取って色分けしたりして学習しました。

しかしこれは作業過多で10月に間に合わないと思い、とにかく基礎知識を頭になじませることに注力しました。特に宅建の単語は聞きなじみのないものが多いので、どんなに忙しくても毎日1ページだけでも読んで触れるのが大事なのです。

試験1か月前までは試験だけでなくゼミやアルバイトにもかなり時間を割いていました。点数もその時点では50点中30点弱(2020年は38点合格)でしたが、逆算で勉強してきたので特に焦りはありませんでした。

そこからは入れてきた知識をアウトプットする方に時間を使いました。

結果として当日には41点を出して合格できたというわけです。

 

結果が出なくても今の勉強法にこだわれ、ということを言いたいのではありません。むしろ今何が終わっていれば描く成功が達成できるかを常に考えて、軌道修正していくことに価値があります。

 

誰かが合格できる試験には、絶対にあなたも合格できます。それを忘れず、思い浮かべるゴールにどうやったらたどり着けるかの道筋を描くことが、勉強の必勝法です。

 

さいごに

長々と書いてきましたがいかがだったでしょうか。

勉強には(好きじゃなくても)前向き主体的な気持ちを持つことが大切だということは伝わったのではないでしょうか。

勉強というのはだれにとっても楽なものではないし、苦しいことも多いでしょう。だからこそ自分で自分の機嫌を取って、やる気をのぞかせてくれた時には素直に従ってあげる。やる気を温室栽培してあげるのが続けるコツかもしれません。

またやると決めたら、ゴールへの道筋を描き続けることが重要です。誰かが受かる試験に自分が受からないはずがない!という自信成功イメージを持って取り組んでもらえたらなと思います。

 

最後になりますが、お読みいただきありがとうございました。自分の中の勉強哲学を初めて文字に起こしたのでわかりにくい点もあったかと思いますが、コメントで感想・意見などいただけたら幸いです。

 

人生100年の時代!勉強は高校時代で終わりではありません!賢い学習法を身に付け、楽しい未来をつかみ取っていきたいと筆者も強く思います。

 

インスタ→@village_10shit